乳腺外科で対応する症状や疾患についてまとめています。
乳がんは早期からしっかりと治療することにより治る確率が高まるがんです。予防するためにも定期的な乳がん検診をうけましょう。
症状を感じたら早めにご来院いただき検査をうけましょう。
胸のしこり(乳房のしこり)には悪性と良性のものがあります。
悪性の場合はほとんどが 乳がん となります。良性の場合には 乳腺症 や 線維腺腫 などの可能性があります。
線維腺腫 の場合にはしこりが動きやすいなど特徴もありますが、触っただけでは、悪性か良性かの正確な判断がつきませんので、マンモグラフィ検査や乳房超音波エコー検査を実施し、その後の治療を進めていきます。
胸を押すと痛みを感じる場合には乳がんまたは乳腺症などの可能性が考えられます。
乳腺症の場合にはしこりがわかりにくい場合もありますので、まずは検査を受けましょう。
授乳期や妊娠期ではない時に、乳頭からの分泌物がみられることを乳頭異常分泌といいます。乳がんや乳腺症、乳管内乳頭腫などの可能性が考えられます。
分泌物は白っぽいものから赤っぽいものまで多彩ですが、乳がんの場合には血液性の赤っぽい分泌物が分泌されるケースも少なくありません。マンモグラフィやエコー、組織を採取する検査などを行い、乳がんであるかを判断します。
日本人の女性が一番かかりやすいがんです。12人に1人がかかると言われています。
40代後半から50代前半の女性がなりやすい特徴がありますが、早期に発見し治療をすることで比較的治る確率の高いがんです。
乳腺の疾患で一番多い良性腫瘍の疾患です。乳腺症を発症すると乳がんになりやすいということはありませんが、乳がんとの区別がつきにくい疾患です。
乳腺に細菌などが入り炎症を起こすと乳腺炎になります。症状が進むと乳腺の中に膿が貯まることもあります。
授乳期によく発症する疾患です。
乳腺の良性腫瘍の代表的な疾患です。30代ぐらいまでの若い方に発症することが多く、乳腺にしこりができます。このしこりが乳がんに変わっていくことは基本的にはありませんが、大きくなる場合などは摘出をすることもあります。
乳腺疾患としてはそれほど多くありませんが、良性の腫瘍と悪性の腫瘍の場合があり、悪性であれば再発や転移をすることもあります。
乳腺の中に水がたまることで袋状の嚢胞ができる疾患です。水が増えると乳房が張ったり、痛みを感じることがあります。
乳腺にはよく見られる症状で特に心配はいらないことが多く、経過を観察します。
乳管に良性の腫瘍ができる疾患です。乳頭から分泌物が出る原因となることも少なくありません。