医療法人 広仁会 広瀬病院
menu

乳がん検診の手順


 マンモグラフィ・乳房エコー検査は、認定試験に合格した女性技師が行います。



① 問診・視・触診
 発見動機、生理の状況、授乳歴など乳癌の危険因子についてお尋ねします。診察でしこり、乳頭からの分泌物、乳頭・皮膚の変化などをみます。
② 乳房撮影検査(マンモグラフィ)
 触診ではわからない、がんに特徴的な小さな石灰像を発見でき、最近乳癌検診にも取り入れられています。ただし、乳腺の豊富な若い方には不向きですし、放射線を利用するので妊娠している方にはできません。
③ 乳房超音波検査(乳房エコー)
 漁師さんの使う魚群探知機を応用した機械で、痛みは全く感じることなく何度でもできる簡単な検査です。5mm以下の乳癌もわかるようになってきました。マンモグラフィと併用することでより有効に診断ができます。
④ 穿刺細胞診
 しこりに対し、注射器の針を刺し吸引してしこりの細胞を摂取します。これを顕微鏡にて観察し、良性、癌疑い、悪性(癌)の判定をします。約7日後に診断の結果がでます。①~⑤を初日に行い、7日後に結果をご説明して治療方針を決定します。
⑤ 乳房MRI
 磁気による低侵襲な検査で、造影剤を使用し、同時に両側の乳房を検索します。良悪性の判断と、癌の広がり検索ができます。手術を行う場合重要な検査です。
⑥ 組織診(悪性を疑う場合)
 局所麻酔下に、エコーを見ながら、マンモトーム(針径4mm)、コアニードル(径2mm)の針を使い、組織として検索を行います。悪性の場合、ホルモン感受性やHER2などを術前に検索し、再発の確立など予後を想定して説明を行います。
⑦ 乳汁細胞診
  異常乳汁分泌のある患者さんは、①~③の検査に加え、乳頭からの分泌物をとり、顕微鏡で細胞検査と血液反応を見ます。乳管の中に腫瘍がある場合、血液像に異常を認めることが多くなります。
⑧ 乳管造影検査
 乳汁分泌があり、しこりが認められない場合に行います。マンモグラフィを利用して乳管の中に造影剤を入れて、病巣を確認します。腫瘍があれば、前述のごとく⑥組織診を行い診断します。
⑨ 組織検査
 1泊2日にて、行う手術です。良性悪性の最終診断として行います。同時に分泌症状を止める目的もあります。